パリエットについて

パリエット開発物語

掲載記事は発行時(2007年)の内容です。

第1話 3番手のPPI

完成された薬剤

   3番手の薬剤は完成された薬剤であるべし。H2RA開発でも、パイオニアでありかつ画期的であったSmith-Klineのシメチジン(タガメット)はその後ラニチジン(ザンタック)に追い越され、さらに3番手の国産第1号であるファモチジン(ガスター)が最終的に市場をほぼ独占した。ファモチジンは、3番手の完成度の高いH2RAとして、海外でも高い評価を受けている。ちなみに、シメチジンもブリママイド、メチアマイドに継ぐ3番目の化合物として成功したものである。
   PPIの研究は、当時のヘッスレー社(現アストラ・ゼネカ社)がH83/69の発見を契機として1972年に研究を開始し、世界で初めてオメプラゾールの開発に成功した。臨床試験中止勧告など大きなハードルを越えながら欧州で1988年、米国では1989年、国内では1991年に発売となった。日本の発売までに19年。我々も、オメプラゾールの開発に触発され、ラベプラゾール(パリエット・アシフェックス)の開発に成功し、国内では1997年、米国・欧州では1999年、国内外で20社以上の競合の中で3番手のPPIとして発売できたことは幸いであった。日本での発売までに13年である。現在、世界70カ国以上で酸関連疾患で悩む患者さんへ提供している。

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